自分のことを大人と言える人は、大人と言う役割を持っているだけ

自分のことを大人と言う人って、本当に信じて良いのでしょうか？

ただ大人という役割を持っているだけの人というのは、大人ではなくて、「大きな人間」。それだけだと思います。

自分のことを「私は大人だよ」という人は、ただ大人という役割を持っているだけな気がします。そもそも自分が大人だと言っている人こそ、大人になれていない気がします。偉そうに命令してみたり、自分が切羽詰まると他人に責任を押し付けてみたり…。大人になると、ズルイ人間になる気がします。

「自分は大人だよ」って言ってる人に「大人って何？」って聞くと、ほとんどの人は、「大人になればわかる」と言って答えを教えてくれません。大人という言葉を意味わからず名乗っている大人は、ニセモノの大人だと私は思います。大人はこういうものだ、とハッキリとした答えを持っている人は、大人だと思います。はっきりとした大人という定義はないと思いますが、考えや答えは人それぞれなので、その人がこうだと思っているなら、私はその答えや考えで良いと思います。

しかし、悪い大人は、その自分の考えを押し付けます。

子どもに、ああしなさい、こうしなさい、私はこうなんだから、あなたもこうしなさい。

こういう悪い大人がいるから、子どもが、大人になるときに、悪い大人になってしまうんです。良い大人が増えないんです。

私は、二十歳を超えているので、世間で言うと、きっと大人の仲間入りだと思います。しかし、学生というものに限らず、私は大人ではありません。まだ子どもです。なぜなら、大人って何？って思っている立場だからです。大人がわからないからです。大人になる境目は、自分が大人と名乗れば、どんなに小さな子でも、私は大人だと思います。大人というしっかりとした考えや思いを持っているならば。だから私は、まだ子どもなんです。そもそも、大人と名乗りたくないです。

二十歳になってからよく「もう大人なんだから〜」って言われるようになりました。大人なんだから何々しなさい、というのは、おかしいですよね？大人になると何かやることがあるんですか？ないですよね？勝手に大人という役割を押し付けないでほしいです。

大人はズルイです。何でも自分の考え通りに事を進めようとします。子どもだって思うことはたくさんあるんです。

もっともっと子どもに耳を傾けてください。

こういう大人がいるから、私は、大人になりたくないのかな…

大人って何だろう？