ゆいの思うこと

小さい頃から変な子、不思議な子と言われ続けて早21年。そんな変な子が世の中について語ります。

愛が憎しみに変わった瞬間~ゆいの経験談~

 

みなさんは、「愛が憎しみに変わる」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。私は耳にしたことがあるくらいで、本当にそんなわけはないと思っていました。今まで何人かの方と恋愛をしてきましたが、それでも愛が憎しみに変わったことなんてありませんでした。しかし、つい先日、私は「愛が憎しみに変わった」その瞬間を目の当たりにしました。

 

 

数ヶ月前、私のバイト先の店長からセクハラまがいなものを受けました(今でも受けていますが笑)。休憩室でテレビを見ていると仕事をしていたはずの店長がノックをして私の返事を待たずにいきなり休憩室に入ってきて、両肩を掴み、キスをせがまれました。私はパニック状態になってしまって、店長の顔を押しのけると店長がこう言いました。

 

「そうか、そうだよな、いきなり過ぎるよな」

 

と自分でなだめると、ティファニーのネックレスを私に差し出してきて、私にこう言いました。

 

「前から可愛いなぁって思ってたんだけど、中々言えなくて…」

 

そう言ってまた両肩を掴み、キスをせがんできました。もちろん私は店長のことなんて仕事関係の人間としか思っていなかったので、受け入れるも何もなかったし、これ以上発展したくもないので、思いっきり突き飛ばしました。そうすると店長はMなのかドMなのか、わかりませんが、喜んでいました。少し薄気味悪かったので、私は口を開くことさえ出来ませんでした。すると店長がティファニーのネックレスを私の首に付け始めたので、私はハッと我に返ってこう言いました。

 

「何なんですか?」

「ゆいちゃん可愛いから、これ絶対似合うよ」

 

この人とまともな話しをすることは出来ないと諦めました。私は休憩時間が終わるのでそのまま休憩室を出ようとすると、店長がびっくりした顔でこう言ってきました。

 

「どこへ行くの?」

「休憩が終わるので失礼します」

「俺が店長なんだから戻らなくても良いよ、もう少し休憩していきなよ」

「いや稼ぎたいので失礼します」

「大丈夫、そのへんは誤魔化しておくから」

 

と言われるがまま休憩室に留まってしまいました。それからというもの、私が出したシフトをうまく利用して、バイトに入れてもらえず、店長の遊びに付き合わせれました。もちろん店長には奥さんも子どももいます。私はずっと断り続けていて、しまいにはバイトのシフトを提出しなくなり、バイト仲間にも、このセクハラまがいのことを言いました。

 

すると段々と店長も私に構わなくなってきて、今度は高校生に手を出しているようです(ちなみに一緒にバイトをしている私の妹です笑)。

 

それからというもの、店長は私と目を合わせなくなり、私以外の人に挨拶をするようになりました。そして先日、愛が憎しみへと変わったのです。

 

「ゆいちゃん、明日もバイト入れる?」

「何時ですか?」

「朝」

「朝は無理です」

「わかった、じゃあいいや」

 

その翌々日、妹が出勤したときのこと。突然携帯が鳴りました。

 

「お姉ちゃん?昨日バイト入ってたの?」

「いや入ってないけど何で?」

「今さっき出勤したら店長がゆいは昨日バイトをバックれたって言ってたよ」

「えっ!!?」

「よくわからないけど、メールしたって言ってるよ」

「メール来てないけど…まあいいや、ありがと!」

「うん」

 

昨日、店長と私はシフトに関して「入れない」という会話をはっきりとした覚えがあるのにも関わらず、何故かその次の日にシフトが入っていたんです。そして「バックれた」と言われ、メール履歴にもそんなメールは全く残っていません。

 

きっとこれがよくわからない店長の逆襲のつもりなんでしょうか。店長の告白を断ってしまったことによるイジメなのか。でもこれが「愛が憎しみ」に変わった瞬間です。

 

 

 

これからどうなるかわかりませんが、良い経験をさせてもらったなと、感じていますよ、ええ(笑)